「佐渡島の金山」保存活用実行委員会(新潟県・佐渡市・新潟県埋蔵文化財調査事業団・佐渡観光交流機構・「佐渡島の金山」の保存活用を応援する会)では、
世界遺産の未来への継承のため、資産の適切な保全と活用を推進することを目的に、これから社会に出て活躍する高校生・大学生年代を対象に探求学習を切り口とする学習プログラムを今年初めて実施し、全体を通して26名の高校生・大学生から参加いただきました。
特別協力 佐渡汽船(株)
プログラム構成
第1回 事前学習(8/4(月)於:佐渡汽船新潟港ターミナル内会議室)
【探求のステップ】
〇世界遺産「佐渡島の金山」の価値って何だろう?
〇これからの佐渡のために取り組んでいる大人のお話を聞こう
講師 小田由美子 氏(前新潟県世界遺産室長)・相田忠明 氏(さどやニッポン代表取締役)
第2回 現地ツアー(8/19~20 於:佐渡金銀山ガイダンス施設きらりうむ佐渡ほか)
【探求のステップ】
〇佐渡の強み・課題を現地見学とデータ・取組事例を基に理解しよう
〇強み・課題×私たちのやりたいこと・できること=佐渡の強みを磨き、課題解決のアイデアを生み出そう
講師 山本尚代 氏(佐渡観光交流機構経営企画室長)・伊藤幹太 氏(佐渡國相川あきんど会)
ファシリテーション 中村華子 氏 乙川文香 氏(NPO法人みらいずWorks)
ガイド 相川ふれあいガイド・笹川の景観を守る会・相田忠明 氏(さどやニッポン代表取締役)
…関係施設見学(きらりうむ佐渡、史跡佐渡金山、佐渡奉行所跡)
第3回 提言発表(9/6(土) 於:佐渡汽船新潟港ターミナル内会議室)
【探求のステップ】
〇グループでの提案発表で、社会課題の解決への一歩を踏み出そう
〇他の参加者や講師等関係者からのフィードバックから気づきを得よう
全6グループの提言はバラエティに富んだものになりました。
最終的なアイデアは様々ですが、そのグループも出発点は「世界遺産「佐渡島の金山」を持続可能な形で未来につなげていくために」という目標に向けたものでした。
学生の提案内容(グループ名リンクからスライドをご覧いただけます。)
Aグループ …若者の来訪者が少ない現状を脱するため、多様なアクティビティを提案
Bグループ …夏冬の観光の繁閑差を課題視し、冬のSNSキャンペーンや神社×鬼太鼓を楽しむ旅を提案
Cグループ …「教育旅行」に着目し、関係人口の創出と持続可能な地域資源の活用を検討
Dグループ …多様な旅行者の満足度を高めることをテーマに、人力車による町案内等を提案
Eグループ …今ある資源を活かして、佐渡ならではの体験(郷土料理等)を提案
Fグループ …地元の人の推薦スポットをAIに学習させ、サイクリングルートを提供する案