世界遺産登録を目指して

Toward World Heritage Inscription

撮影:西山芳一

「金を中心とする佐渡鉱山の遺産群」は、佐渡金銀山を代表する「西三川砂金山」「鶴子銀山」「相川金銀山」の3つの鉱山で構成される世界文化遺産候補です。

わが国では、鎖国という西欧の影響を大きく受けない状況の下で、独自の手工業による金銀生産が行われました。佐渡金銀山では、その生産技術の発展を示す採鉱・選鉱・製錬の遺構とともに、時代ごとの鉱山運営の変化を示す集落構造を目の当たりにすることができます。
さらに、江戸時代に培われた技術や生産システムを基盤として、明治時代には、産業革命による機械化へのスムーズな移行に成功しました。

世界の鉱山開発の歴史は、手工業のあり方を示す佐渡金銀山と、産業革命以降の機械による開発を中心とする欧米の鉱山の双方がそろうことによって全貌を語ることができ、そこに佐渡鉱山を世界遺産に登録する意義があると考えています。

経緯

平成19年
12月26日
世界遺産暫定一覧表記載資産候補提案書を提出
平成22年
6月14日
世界遺産暫定一覧表に記載(「金を中心とする佐渡鉱山の遺産群」)
平成22年
10月6日
世界遺産条約関係省庁連絡会議で世界遺産暫定一覧表への追加記載が了承される
平成27年7月 国文化審議会世界文化遺産特別委員会で平成27年度の推薦候補見送り
平成28年3月 推薦書原案(改訂版)を国へ提出
平成28年7月 国文化審議会世界文化遺産特別委員会で平成28年度の推薦候補見送り
平成29年3月 推薦書原案(改訂版)を国へ提出
平成29年7月 国文化審議会世界文化遺産部会で平成29年度の推薦候補見送り
平成30年3月 推薦書原案(改訂版)を国へ提出
平成30年7月 国文化審議会世界文化遺産部会で平成30年度の推薦候補見送り

世界遺産登録までの
今後の流れ

  • 推薦書原案(改訂版)を国へ提出
  • 国文化審議会世界文化遺産部会で推薦候補選定
  • 国からユネスコへ
    推薦書提出
  • イコモス(ユネスコ諮問機関)の現地調査
  • ユネスコ世界遺産委員会で登録の可否決定

推薦に向けた取り組み

  • 登録推進

    • 推薦書原案(改訂版)の作成(学術委員会・文化庁等からの指導)
    • 国際会議等への参加を通じた国内外へのアピール など
  • 普及啓発・情報発信

    • 県内外での世界遺産講演会、講座等の開催
    • 学校や各種団体への出前授業・講座の実施
    • 各種メディアを利用した内外への情報発信 など
  • 保存整備・活用

    • 登録後も視野に入れた構成資産の保存整備と活用事業
    • 「保存・活用行動計画」(平成28年策定)の適切な実施