互いに離島に位置するなど、本県の世界遺産「佐渡島(さど)の金山」とも共通点があることから、この両遺産が連携して広報等の取組を行うことを通じて、相互の知見を共有し、共通する制約を乗り越える契機としたいと考え、このたび、「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群保存活用協議会(事務局:福岡県文化振興課九州国立博物館・世界遺産室)の協力のもと、パネル展等を相互に開催することとなりました。古代から続く神宿る島の信仰の軌跡を、この機会にぜひご覧ください。
沖ノ島祭祀遺跡出土の奉献品のひとつ「国宝 金銅製矛鞘(こんどうせいほこさや)」は、最新の研究でX線撮影した結果、矛の全面にわたって象嵌(ぞうがん)細工による精緻な文様が施されていたことが、今年6月に明らかになりました。この夏、宗像大社神宝館での特別展示で実物をご覧いただけます。
新潟-福岡間は空路でおよそ1時間30分と、距離こそ1,000㎞ありますが行きやすい旅先です。ぜひ現地を訪れ、世界遺産の価値と魅力を体感していただければ幸いです。
世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群に関するパネル展(令和7年7月21日(月・祝)~9月28日(日))
期間
令和7年7月21日(月曜日・祝日)~9月28日(日曜日)
会場
佐渡金銀山ガイダンス施設きらりうむ佐渡(佐渡市相川三町目浜町18−1)
備考
無料
世界遺産「佐渡島の金山」登録1周年記念講座 新潟会場(令和7年8月30日(土))
上記パネル展の連動企画で、「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群に関する講座を開催します。
日時
令和7年8月30日(土曜日) 午後1時00分~午後3時40分(開場:午前12時30分)
会場
新潟県立生涯学習推進センター ホール(新潟市中央区女池南3-1-2)
内容
説 明:世界遺産「佐渡島の金山」の価値について
説明員:新潟県観光文化スポーツ部文化課世界遺産室員
講座(1):『世界遺産「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺跡群」の価値と魅力』
講 師:正田 実知彦 氏
(福岡県人づくり・県民生活部文化振興課九州国立博物館・世界遺産室)
講座(2):『祭祀遺跡と古墳から見た弥生時代末~古墳時代の佐渡 』
講 師:鹿取 渉 氏(佐渡市観光文化スポーツ部世界遺産課)
申込先・申込方法
①専用フォーム
・申込フォーム(新潟会場) ※8月29日申込〆切、定員180名
② 電話:025-280-5714
③ メール: ngt150030@pref.niigata.lg.jp
※電話・メールでお申し込みの際は、以下の情報が必要となります。
参加会場、参加申込者全員の氏名(ふりがな)、住所(市町村名まで)、電話番号
参加にあたっての注意事項
・駐車場の数に限りがございますのでなるべく公共交通機関でお越しくださいますようお願いいたします。
・開催内容を急きょ変更することがあります。最新情報は当ページからご確認ください。
※取材申込の方は、当日、受付にて社名、氏名、連絡先をお知らせください。